
透析(とうせき)、人工透析(じんこうとうせき)とは、腎臓の機能を人工的に代替するという、医療行為のひとつです。
腎不全になって腎臓の働きが悪化すると、腎臓そのものがほとんど機能しなくなり、
生命を維持していくために最終的に人工透析か腎臓移植を選択するしか道はありません。
腎不全に陥った患者が尿毒症になるのを防止するには、外的な手段で血液の「老廃物除去」「電解質維持」「水分量維持」を行わなければいけません。
この治療を透析と呼び、人工腎、血液浄化と呼ばれることもあります。
(この場合の血液浄化は疑似科学で用いられる用語とは違います)
血液透析が発明されたことで、 腎臓の働きが0になっても寿命を全うすることができるようになりました。
現在全国で約20万人が透析療法を受けています。
人工透析には血液透析(HD)と腹膜透析(CAPD)の2つの療法がありますが、ダイアライザー(透析器)を使った血液透析を行う人が圧倒的に多いです。
血液透析は、血液を1度体の外に出して人工腎臓(血液透析器=ダイアライザ)を通して老廃物や過剰な水分を取り除き、また体の中に戻し血液を浄化することをいいます。
きれいになった血液は、再び体内に戻されます。
腹膜透析とは、お腹の中(腹腔内)にカテーテルを植え込む手術をし、そのカテーテルを通して、お腹の中(腹腔内、透析液を入れておく事によって体の中にいらなくなった毒素や余分な水が、腹膜の血管を通して透析液に出るというしくみです。自宅や職場で透析液の交換を患者自身で行います。
自己管理で透析療法を行うことができるので、通院が月に1~2回ですむことなど血液透析と比べると、時間的拘束、地理的拘束が比較的少ないため、学業の継続、社会生活の継続が可能です。